1948-05-22 第2回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第6号
二、海運企業及び船員勞働問題の面から見ても、同一の航路、同一の海岸氣象條件に從つて、同一の經營状態にある日本海一連の港については、その同一環境の中にある海輸局をしてすべて所管せしめ、また船員勞働問題につしては、そこに設置せられた船員勞働委員會をしてすべて所管せしめるのが最も正しい行政を行い得るゆえんである。
二、海運企業及び船員勞働問題の面から見ても、同一の航路、同一の海岸氣象條件に從つて、同一の經營状態にある日本海一連の港については、その同一環境の中にある海輸局をしてすべて所管せしめ、また船員勞働問題につしては、そこに設置せられた船員勞働委員會をしてすべて所管せしめるのが最も正しい行政を行い得るゆえんである。
これは勞働組合法によつて勞働委員會が設立されておりまするが、陸上における勞働委員會と竝びまして、海上における船員勞働委員會が設置せられておるのであります。すなわち船員の勞働委員會は、中央に船員中央勞働委員會、地方に船員地方勞働委員會が設置せられておりまして、地方は各海運局の所在地、全國十箇所に設置せられておる次第であります。